ホーム>あるべき運用に向けての5つのステップ
何をすれば「あるべき運用」に導けるのか!
正しいステップを踏めば必ず運用は機能する。
これらのステップを経て、初めてPDCAサイクルを回していける運用のスタートラインに立ったと言えます。
Step1では、成果について決めるステップです。
最初のステップが「成果」ということに違和感のある方も多いかもしれません。
しかし、運用の問題点を突き詰めていくと、「どのように運用したらよいのかわからない」という答えが多いのです。
まず、明確にしなければならないのは、ビジネスの目的です。
次に決めなければならないのは、Webサイトの役割です。
店舗やコールセンター、営業部隊との連動など、ほかのビジネスツールを含めたビジネスの流れの中で、Webサイトが何をしなければならないのか、何をすれば効果的なのかを決めましょう。
そして、ターゲットユーザーを明確にします。
あなたの担当するWebサイトは、どんなターゲットユーザーの、どんな問題を解決する(ニーズに応える)サイトなのでしょうか?
ユーザー像を明確にして、Webサイトを作りましょう。
最後に、Webサイトの成果を明確にすること。
これは、ビジネスの目的がさらにブレークダウンされ、Webサイトの役割・ターゲットユーザーに応じて定められるものです。
この成果を得るためにWebサイトを運用するので、何が成果であるかを明確にしておかなければなりません。
また、この成果は、定量的に量れるものでなければなりません。
この成果を実現するために、仮説検証を繰り返すのです。
Step1のポイントは次の5つです。
Step2は、ユーザーの入り口と出口について決めるステップです。
まず、ユーザーの導線を明確にする必要があります。そのために、「ユーザー体験シナリオ」というメソッドを使います。
ユーザー体験シナリオとは、ニーズを満たすまでのユーザーの行動の流れを可視化したもので、お客様と企業の出会いからゴールまでの最高の体験がそこに定義されます。
では、ここでいう「入り口」と「出口」とは、何だと思いますか?
現在、約80%以上の人がインターネットのスタートラインで検索エンジンを利用しています。
つまり、ユーザーにとって、あなたの企業のWebサイトの入り口は、検索エンジンであり、皆さんのページは2階層以下のページだと考えて制作する必要があります。
そして出口ページは、目的が達成される最終ページになります。
もちろん目的はこの後リアルのお店に行くだとか、リアルに営業さんとコンタクトするだとか、リアルのサービスに引き継がれる場合も少なくありません。
Webサイトにおける出口ページは、Webサイトでアクションできること、つまり、フォームを使っての問い合わせや、PDFなどデジタルデータ(資料)のダウンロードなどを意味します。
入り口と出口を明確にすることは、すべてのWebサイトにおいて一番重要なことです。
このStep2では、Webサイト構築の肝であるユーザーの入り口と出口を明確にする手法を説明します。
Step2のポイントは次の2つです。
Step3は、あるべき姿と今できることについて考えるステップです。
まず、あるべき姿とは何でしょうか?ここでいう「あるべき姿」は、ユーザーにとって理想的な導線であり、理想的なサイト構造です。
ユーザーの問題が、Webサイトを利用することで自然と解決される状態を意味します。
このあるべき姿を作るために、Step3ではStep2「ユーザー体験シナリオ」を受けて、コンテンツの整理からサイトの構造化、ページ構成要素にいたるまでの、「あるべき姿」を考えていきます。
また同時に、「あるべき姿」だけではなく、「今できること」は何か、どう始めれば、より効果的かつ効率的に実施できるのかについても検討します。
「今できること」を実行するには、2つの方向性があります。
1つめが、リニューアルで全面改訂で、もう1つがプチリニューアルで部分最適化です。現実に即した方向性を選び、実行しましょう。
やみくもにリニューアルするのではなく、まず、ユーザー体験シナリオとコンテンツ(情報)プランにより、プライオリティを明確にします。
その優先順位に則って実行することをお勧めします。
そして、できるだけ売上に貢献する内容で、成果指標とその確認方法を明確にします。
最後に、適用範囲と成果指標・手法が決まったら、効果測定サイクルを決めておきましょう。
Step3のポイントは次の4つです。